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2018.03.28
ぎふ美術展

清流の国ぎふ芸術祭 ぎふ美術展企画委員会 神戸峰男委員長インタビュー

美術に親しみ、夢を形に

「ぎふ美術展」の創設について、先頭に立って検討されてきました、神戸峰男 ぎふ美術展企画委員会委員長に話を伺いました。

神部峰男委員長
[岐阜新聞 3月23日掲載]

――第1回のぎふ美術展に対する期待についてお聞かせください。

 県からは、69回続いた県展の伝統を大切にしながらも大胆に刷新していかなければならないという課題をいただきました。
 そこで、これは今回の目玉でもあるのですが、審査員を各部門2名とし、県民の皆様が、「この方々に指導を仰ぎたい」と思うような全国的に著名な審査員にご就任いただきました。
 また、部門ごとの作品規格についても、多くの方々から、多くの作品が応募しやすいように大幅に緩和しました。例えば、写真のサイズについては、美術館で飾れる範囲で、大きくても小さくてもよいとしたことに加えまして、デジタルデータ作品についても応募可能としました。また、彫刻部門では、従来は100キログラムまでであった重量を、1トンまで応募可能としています。
 さらには、自由表現部門も創設しています。これまでの県展の部門の枠に収まらないと思われる作品も、幅広く応募いただけることといたしました。新たな応募者が発掘されることを望んでいますし、私自身もどんな作品が応募されるのか楽しみです。

――応募される方へはどんなことを期待されていますか。

 著名な審査員に直接自分の作品を見てもらえるチャンスです。ぜひ、他人とは違う、ありのままの自分を作品で表現してください。また、応募資格もありませんので、多くの方々に気軽に応募いただきたいと願っております。事務局の職員も応募したいと言っていました。
 また、賞金はありませんが、各部門のぎふ美術展賞(最優秀賞)と優秀賞には素敵な記念品をお渡ししたいと考えています。ぜひ楽しみにしてください。

――今後、どのような公募展に育ってほしいですか。

 「清流の国ぎふ芸術祭」は、Art Award IN THE CUBEを3年に1回、ぎふ美術展を3年に2回、Art Award IN THE CUBEの行わない年に開催します。ぎふ美術展は、Art Award IN THE CUBEの補足的なものではなく、横並びと考えていただきたいです。
 加えて、アート体験プログラムは、毎年行う予定です。「アート体験プログラム」で、美術になじみのない方にも体感していただき、自分の作品を「ぎふ美術展」、そして「Art Award IN THE CUBE」に応募して、新たな世界を作り出すきっかけとしてほしいと思います。
 この清流の国ぎふ芸術祭の実施により、県民の皆様に美術に親しみを持ってもらい、夢を語っていただけたら最高です。
 過去69回の県展の歴史を否定するものではありません。美術の世界は幅広く、こちらが正しくあちらは間違い、ということはありません。古き良き性質も含みながら、新たな公募展が、さらに70年、100年と持続可能なものにしていきたいと思います。そのためにも、新たにうまれるこのぎふ美術展に、ぜひ多くの皆さんに応募してもらい、多くの作品があふれだす公募展になることを願っております。