実施報告

2018.09.18
アートラボぎふ

アートお悩み相談室 実施報告

画像1

雑誌「美術の窓」で好評連載中のお悩み相談コーナーの講師による出張ライブ相談会を開催しました!


【開催概要】

◆日時  平成30年9月9日(日) 13:00~18:00

◆会場  ソフトピアジャパン ドリームコア 会議室 (大垣市)

◆講師  立島 恵氏(佐藤美術館学芸部長)

◆参加者数  15名


◆内容  講師が勤務する佐藤美術館では、学生に奨学金を出している関係から、いろいろな相談をもちかけられるようになり、ほぼ毎日、多いときには4人~5人の相談に学芸員全員体制で応じて、解決策を一緒に考えて提案されており、その活動が、雑誌「美術の窓」の相談コーナーを担当することに繋がったというお話が冒頭にありました。年に1度くらいは地方に行き、学生にライブで相談会を行っていらっしゃるとのことでした。

参加者からの「そこそこ売れるコツを知りたい。個展で何を描くかで迷いがある。」というお悩みには、「画廊との関係性を深め、多くの人に関心を持ってもらえるようにお互いに作品を高めていく姿勢が大切。人はつきぬけているものを持っている人に魅力を感じるものなので、自分らしいもの、個性を大事にしながら創作活動を。」との講師のアドバイスがありました。

20180909_02.JPG 20180909_03.JPG

スペシャルゲストとして、日本画家の長谷川喜久氏と、「美術の窓」編集部の野﨑真鳥さんにもご参加いただき、表現者の立場からのご意見と、さまざまな相談をみてきた編集者としてのご意見も聞くことができました。

「今の日本画に求められるものは何か。」という相談に対しては、長谷川氏から「昔、ものを作るとき姿勢として教えられたことは、自分の足下を深く掘り下げるか、時代を切り取り生きている意味をもたせるかという視点の向け方があり、それが結果として新しいものに繋がっていくということだった。自分の表現領域や考え方をどこにもつのかというところに戻っていくのかもしれない。」とのお話がありました。

当日の様子は、後日発売の「美術の窓」でも紹介されました。

◆参加者の声  「1人1人丁寧に質問に答えていただいて貴重な体験だった」「詳しく解説いただきありがたかった」と、参加者それぞれのお話をじっくり聞いていただいたうえで、お悩みがスッキリ解消されるプログラムになりました。

ページトップへ