実施報告

2018.10.22
アートラボぎふ

表面から内面へ-再現から表現へ 第1回「ゴッホはゴッホである」 実施報告

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現代アートに至るまでの美術の歴史をたどり、様々な芸術家による思索や挑戦を学ぶ3回シリーズの講座の第1回目を開催しました。印象派による光の追求の時代から、ゴッホによる強烈な個性の発動までを講師によるレクチャーと映画「炎の人ゴッホ」でたどりました!


【開催概要】

◆日時  平成30年10月13日(土) 13:30~16:30

◆会場  中部学院大学 2206講義室(関市)

◆講師  桑原 鑛司氏(Art Award IN THE CUBE企画委員会委員長)

◆参加者数  22名


◆内容  前半のレクチャーでは豊富な画像資料を交えながら、印象派の画家たちは光を強く意識し、眼に見える世界を「再現」したのに対し、ゴッホにとっては、現実を再現することよりも、大事なのは内面に煮えたぎる情念を「表現」することだったというお話がありました。また、ゴッホについては、後期印象派に分類され、一つの様式・主義ではなくバラバラに分かれていた時代であり、ゴッホは柔らかく詩的な絵を好まず、光りではなく独自の表現をしたとのことでした。その後、映画「炎の人ゴッホ」の上映により、ゴッホの時代や考え方を追体験し、理解をより深めることができました。

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◆参加者の声  「素人でも印象派の概要が分かったし、画に興味を持つことができた」「話を聞いた後の映画だったので心に響いた」と、レクチャー+映画上映でアート初心者の方にも分かりやすい内容で、アート・美術に親しんでいただくきっかけになりました。

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