実施報告

2019.07.08
アートラボぎふ

表面から内面へ-再現から表現へ 第2回「セザンヌの孤高、ピカソの革命」 実施報告

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現代アートに至るまでの美術の歴史をたどり、様々な芸術家による思索や挑戦を学ぶ3回シリーズの講座の第2回目を開催しました。ポスト印象派として独自の絵画様式を探求したセザンヌと、ピカソら若き芸術家がパリを目指した「エコール・ド・パリ」の群像を講師によるレクチャーと画像資料でたどりました!


【開催概要】 チラシはこちら(PDF)

◆日時  令和元年6月29日(土) 13:30~17:00

◆会場  高山市民文化会館(高山市)

◆講師  桑原 鑛司氏(Art Award IN THE CUBE企画委員会委員長)

◆参加者数  24名


◆内容  前半は、第1次世界大戦前後の「エコール・ド・パリ」の時代について、さまざまな画家の特徴などを豊富な画像資料をもとに解説いただきました。筆圧・筆勢が野獣のようであることから名のついたフォービスム、カンジンスキーに代表される抽象絵画、現代アートにつながるダダイスムのデュシャン、夢を作品として理性を取り払い目に見える形にしたシュルレアリスム、いずれも、自然を巧みにとらえるが思想がない写実と違い、心の世界を表現しており、普遍的に共鳴できる、心にしみる部分があるというお話でした。

セザンヌとピカソを丁寧に取り上げられ、セザンヌの解説では、参加者との対話形式で、1枚の絵の中で目線を変えて遠近法を否定した点を絵の中から一緒に探しました。

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キュビスムのピカソは、正面、斜めの面、下面など面を切り取って画面を組み立て、その中に主観も感情も表現しているところが特徴的とのことでした。

絵の評価は絵具の塗り方、トーン、明暗がきれいということだけではなく、画面に緊張感があるか、そこから伝わってくるものがあるかなど、絵の美しさが多様性を帯び、いろいろな受け止め方が出てきた時代だっというたお話が聞けました。

後半は、エコールドパリの時代、モンパルナスを拠点に活動していたモディリアーニを描いた映画「モンパルナスの灯」を鑑賞し、当時の様子を知ることができました。

◆参加者の声  「絵画の表現上の意義等踏み込んだお話しが聞けて良かった」「それぞれの画家の個性を分りやすく提示いただいた」「今後絵を見る視点に繋がった」など、時代背景や画家のことを深く学ぶ時間となり、今後も役立てていただける内容となりました。 

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