実施報告

2021.11.15
アートラボぎふ

プロの講師がアドバイス! アートのお悩み相談会 実施報告

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月刊誌『美術の窓』で「お悩み解決 立島惠に訊け!」を好評連載中の講師による出張ライブ相談会を開催しました!


【開催概要】 

◆日時  令和3年10月31日(日) 13:00~16:45

◆会場  笠原中央公民館(多治見市笠原町2081-1)

◆講師  立島 惠氏(佐藤美術館学芸部長)

     <ゲスト講師> 長谷川 喜久氏(日本画家・名古屋芸術大学教授)

◆参加者数  10名


◆内容  毎年大好評の本プログラムを、モザイクタイルが地場産業の多治見市笠原町で開催しました。講座の開催に先立ち、会場の笠原町中央公民館に隣接するモザイクタイルミュージアムの見学を行いました。建築家藤森照信氏の設計による建物は、モザイクタイル産業の歴史にとどまらす建築用インテリアとしてのタイルの活用を提案するショールームも備えた笠原町の新たなランドマークになっている。

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午後からの相談会では、冒頭、立島先生から本日ゲスト講師として参加いただいている長谷川喜久氏の個展を佐藤美術館において11月2日から12月19日にかけて開催する旨の説明がありました。その後、佐藤美術館が運営する美大生向けの奨学育英制度が紹介され、アーティストを支援する活動の一環として、各種相談に対して解決策を一緒に考えて提案しているうちに、その活動が雑誌『美術の窓』の相談コーナーを担当することにつながったとの話がありました。

相談会は10名の参加者が順次発言して講師からアドバイスをいただく形式で始まりました。来年6月に初めて個展を開催する参加者からの「個展を開きたいが美大を出ておらず展覧会の告知方法が分からない」というお悩みには、「告知する印刷物には簡潔明瞭を心掛け、訴求したいことを明確にすることが重要」との講師のアドバイスがありました。また、『美術の窓』編集部の桶谷いづみ氏からは、雑誌編集者の立場から「編集部には数多くの案内が届くため、紹介してもらうためには作品図版は必須。資料にはコンセプトがしっかりして読者を惹きつけるような内容が必要。また、何度もアプローチして関係性を築くことも重要」とのアドバイスがありました。

また、畳職人で畳によるアート作品を制作する参加者からの「美術業界のことを良く知らないので、ギャラリーに所属すべきか教えてほしい」との相談には、「すごく良い作品。ポートフォリオをしっかり作って売り出すことが重要。今は画廊に所属することは考えない方がよい。制約されず自由に作りたいものを作った方がよい」とアドバイスされました。

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スペシャルゲストとして、日本画家の長谷川喜久氏にもご参加いただき、表現者の立場からのご意見も聞くことができました。絵画を制作する参加者からの「特に余白を重視し、余白をいかにデザインしていくかを考え制作しているが、新しい方向に進められているかどうか悩んでいる」とのお悩みに対しては、「抽象感がある作品だが有機的な感じが残っている。そこが強みであり消し切らないように制作していけばよい結果につながる。画面構成をいい加減にせず自分の納得のいくまで進めた方がよい」とのアドバイスがありました。

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参加者からのお悩み相談が終わった後、参加者同士でお互いの作品を見せ合ったりして交流する方や、持参したポートフォリオを講師の先生に観てもらい相談に乗ってもらう方もありました。

当日の様子は、後日発売の『美術の窓』でも紹介されます。

    

◆参加者の声  「色々なジャンルの方々のご意見お悩みが聞けて楽しかった」「知らなかったことが知れた」「とても楽しく勉強になりました」と、参加者それぞれのお話をじっくり聞いていただいたうえで、勇気と希望を与えていただいた貴重なプログラムとなりました。

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